2013年12月1日日曜日

【整形】たった15分の簡単な手術で瞳の色を永遠に変えられる「人工虹彩インプラント手術」、元に戻すことも可能

 瞳の色を変えるといえば、昨今ではカラーコンタクトレンズが人気だが、コンタクトを外せばまた元の目の色に戻る。ところが、たった15分の簡単で痛みのない安全な外科的手術で、永遠に目の色を変えることができる技術が開発され話題を呼んでいる。

 これは、「人工虹彩インプラント手術」と呼ばれるもので、ケネス・ローゼンタール博士の手により開発された技術である。
 もともとは眼の色素異常、白子症などの欠陥を治療するためのものだったが、今では、永久に自分の目の色を変えたいという人に手術を施している。
 人工虹彩は眼内レンズに使われる眼科用シリコンで作られた薄い膜で、非常に柔軟性がある。これを眼の角膜のまわりを約2.8ミリ切り開いて挿入し、もともとの虹彩の上に広げる。片目約15分と短時間で安全に、痛みもなく手術することができるという。
 これは完全に美容整形目的の手術の為、眼の病気を治すものではないので、近視の患者はメガネなどはかけなくてはならない。虹彩からメラニンの層を削り取るレーザー治療とは違って、この虹彩インプラントは手軽だし、人工虹彩膜を取り除いて、また元の眼の色に戻すこともできるという。

 46歳のシカゴ在住の男性は、2012年にこの人口虹彩インプラント手術を受けて、ダークブラウンの瞳を明るいグレイの瞳に変えた。彼は自分の目の色が嫌いで、毎朝鏡を見るのを避けていたという。ついに自分の望む色を見つけ、いろいろ調査して、リオ・デ・ジャネイロまで飛んで、この手術を受けた。この手術はまだアメリカのFDA(食品医療品局)では認可されていないため、現在はインド、トルコ、メキシコ、レバノン、ブラジルでしか行われていない。

 ユーチューブなどの動画投稿サイトでは、満足した利用者から喜びの声が多数寄せられているが、美容目的で人工虹彩インプラント手術をする人たちに警鐘を鳴らす眼科医もいる。
 エール大学の緑内障の専門家ドクター・ジェームズ・ツァイは、ネットで言われている安全性については不確実だと疑問をなげかけている。この手術によって、眼圧が上がって緑内障や白内障を引き起こしたり、角膜が傷ついたり、視力が衰えたり失明する危険性は否定できないそうだ。

 そもそもカラーコンタクトレンズに関しても、その安全性に関しては様々な指摘がなされているわけだが、それをわかっていてもカラーコンタクトレンズや瞳の大きくなるレンズを求める人は後を絶たない。持って生まれた外見を劇的に変化させるには、それ相応のリスクはつきもののようだ。でもちょっと、オッドアイには惹かれちゃうものがあるよね。いや、手術とか怖いからやらないけども。
公式サイト

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