ダイエット
ダイエットのためにカロリーを控える、食べない、このような生活が栄養をも不足させ、冷え性を招いていていることは、よく言われています。
ウォーキングなどの運動をしながらカロリーを控えるのであれば、お腹が空いて、食べずにはいられなくなります。このとき栄養のある食事ができればそれほど問題はないのですが、運動量が少ないときのカロリー制限は、どこまでも、際限なくカロリーを切りつめることが可能です。
その結果はおわかりですね、歩けなくなります。至極当然の結果なのですが、運動をしていなかったのだから、これに必要なカロリーを摂る必要がないので切り詰めができたわけです。怖いことに「歩いたとき」に、そのことに気付きます。
このようなことをくり返して定着した症状の1つが冷え性(症)ですね。症状に軽重の差はありますが、年数を経ると合併症を自覚するようにもなります。
無理なダイエットはしていない、と誰しも思いたいものですが、袋詰めされた加工食品や多くなった外食、地力の衰えや早摘みで栄養分が少なくなった生鮮食品、良いと言われて冬でも食べるグレープフルーツ、等々、ダイエットを考えなくても、知らないうちに食べ物の栄養価がダイエットされている現代の食料事情です。
体脂肪を燃焼させる食べ方
低炭水化物ダイエットやアミノ酸ダイエット、それぞれに良いところがありますね。どちらがよいのか、と悩むことを止めましょう。
毎日の食事で、体脂肪を燃やしてくれる食べ方、付きにくい食べ方にしましょう。そこで、低炭水化物ダイエットやアミノ酸ダイエットが、参考になるわけです。
余計に増えた体重(体脂肪)を減らすとき、あるいは、冷え性のときは、次の順番で栄養素を考えましょう。
① 一日の活動量と摂取カロリーのバランスは適切か?
ダイエットのときは、このときのカロリーを低目に設定。電卓を持ち出すのはココだけにして、以後は体重計でチェックしましょう。 毎日のことだから。
② 3大栄養素の中でタンパク質は体に蓄積されません。さらに、タンパク質にある脂肪燃焼に働くアミノ酸を摂取して、
● 毎日、ウォーキング程度の運動を30分くらい行い
● 睡眠を十分にとる(11痔にはフトンの中)
そして毎日、体重を見守りましょう。
★ タンパク質は蓄積されない = 肥らない、ではなくて、毎日必要ということ。
★ 脂肪分解酵素リパーゼは体温が38~39あたりで働き始める。
★ 水分摂取は忘れずに。冷え性は暖かめの温度、冷たいものは厳禁。
★ 薄っすら汗をかく程度でつづけること。体温の上がりすぎはリパーゼにNG。
★ お風呂は1時間くらい空けると疲れが取れやすい。
② 3ヶ月程度は様子をみて、体重が減らないなら食べ過ぎています。また、 疲れなどの変調を感じるようなら、生野菜や根菜を増やしてビタミン・ミネラルの摂取を多くします。根菜を増やすときはご飯(米)の量を減らします。
● 注意したいのは、ビタミン・ミネラルの使い方ですね。これらは酵素や補酵素として働いていることが多いので、これらを摂取する前に脂肪燃焼に効果があるアミノ酸を含め、組織やホルモンなどの原料になるタンパク質を十分な状態にしておかないと、意味がありません。 (同時に摂取してもよいが、足りていれば多くの場合、捨てられます)
★ 冷えや疲れには、塩分不足のこともあります。食生活改善で「塩分控えめ」を意識している場合にありがちです。
★ 間食はしないクセを付けましょう。これも摂取カロリーに加えられます。
★ 白砂糖、グラニュー糖、スウィーツ、このようなミネラルが入っていない「甘いもの」は止めましょう。控えるのではく、止めましょう。
新陳代謝にも関わる成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されます。夜更かしが様々なトラブルの原因になるのも成長ホルモンが関係しています。身長は伸びない成人でも、睡眠不足でさらに不足すると新陳代謝が遅れます。
● もっとも難しいのがストレス対策ですね。ストレスを受けた時点で様々な栄養素が使われてしまします。一日に終わりにハーブティーを頂いても、失ったものは戻りません。栄養面での対策は、タンパク質を補い修復に必要な原料をしっかり補給することです。そして、タップリの睡眠や、リラックスタイム。
脂肪燃焼に働くアミノ酸は次のものです。
① リジン: 糖の代謝を進める ・他
② アラニン: 脂肪の代謝を進める・他
③ アルギニン:脂肪の代謝を進める ・他
④ プロリン: 脂肪の代謝を進める ・他
*アルギニン:冷え性には特に大事なアミノ酸
グルタミン:筋肉のたんぱく質合成を助ける。冷え性は追加する
摂取方法:
・ウォーキングなど運動で効果を得るには、運度開始の30分前にこれらのアミノ酸を摂取する。【食後1時間以降や空腹時のウォーキングは、体脂肪を効率よく燃やせます。】
・日々の食事で効果を得るには、朝食や昼食でこれらのアミノ酸が多くなる食事をする。
脂肪燃焼アミノ酸 ... パン食よりも日本食
● ご飯,みそ汁,納豆,豆腐といった日本食は,理想的なアミノ酸のとり方といえるでしょう。米に7%のタンパク質を含みますがリジンが少なくメチオニンが多い,大豆にはリジンが多くメチオニンが少ないという状態ですが、組み合わされているメニューとしては、これらを両方摂ることになり必須アミノ酸をバランスよく摂取するこを可能にしています。
しかも、血液サラサラ。パン食はこれが難しい。
● アミノ酸のサプリメントは、プロテインと呼ばれているもの。プレーンなものから筋肉増強など、幾つかのタイプがあります。
アミノ酸は、肝機能、体力アップ、神経系、免疫力など様々に働くものです。国内では体力や筋力アップを期待する商品が多く、原料や成分をよく見て選択しましょう。
集中的に摂取してもダメ
● アミノ酸スコアのこと。
長くなるので割愛しますが、1回の食事で食べたタンパク質(アミノ酸)は、必須アミノ酸で換算したときの総量分だけ利用されます。なので、タンパク質の食べ方は、3つあります。
① アミノ酸スコアの良いものを選んで食べる
② スコアの悪いものは、良いものと組み合わせて同時に食べる
③ スコアの良い大豆のプロテインを摂取する
● このようなアミノ酸を体内で合成したり、さらに実際に脂肪を燃焼するには、この他に様々な栄養素が必要です。たとえば、アミノ酸吸収・再合成の補助をするのがビタミンC、アミノ酸からホルモンや酵素を作るためにはビタミンB群、 血液循環を良くしてアミノ酸を体の隅々に送るにはビタミンEなど。
望ましい摂取方法は毎日の食事からの摂取です。サプリメントは補助として考えましょう。
● 次の食品に多く含まれています。
リジン:魚介類・肉類・白花豆・レバー
アラニン:しじみ・ほたて・うに・酢・牛肉
アルギニン:鶏肉・えび・ポップコーン・チョコレート
プロリン: いか
グルタミン: ビール酵母・玄米・発芽玄米・納豆菌、魚・卵・肉などに豊富に含まれるが熱や酸に弱く、摂取は生ものからとなる
● どちらかというと冷えやすい、血液ドロドロ系の食品が多い。タマネギ、ショウガ、ニンニクなどを上手く利用しましょう。
体脂肪を燃焼させる食べ方:
・脂肪燃焼に働くアミノ酸を含むタンパク質を取り入れる。
・運動と組み合わせることで効果がある。
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